靈の躰血 審判の儀式
驗(しるし)の玉
審判の儀式
古代の神式
今から百年前まで、豊年祭の時に神女が集まり秘儀が行われていたという。
それは、石垣の川平にある群星御嶽で行われていた「カンダあそび」である。
神女は円く輪をつくって坐る。
「神女と神との一体」
その心境を試みる神の審判の儀式だ。
不正な神女の前にハブがやってきたとき、一撃をくわえようとハブは鎌首をもたげる。
その瞬間、群星御嶽の神女(審判者)の「トウダーギー(静粛になれ)」の一喝でハブは首を垂れる。
そこでは、迷いによる動揺や不安は一掃され神と一体となることを求められる。そしてそれらを終えて真実の「神女」となる。
神の正しい審判を受けた神女たちは、最高の名誉を手にして、家に帰り祝宴を催したという。
ハブ(蛇)は神の化身である。
自然と生物の一体、これが神の世界。
byはやさすら
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