スピリチュアル
験(しるし)の靈(たま)
古代チンパルでは三神を崇めていた。
人間の生命(生死)を司るのは「イシカの神(宇宙神)」。
男神は「ホノリ(大地の神)」
女神は「ツボ(海の神)」または「ガコ(水の神)」
神を鎮める為には、山海の獲物を山の噴火口や海底に捧げる。
ところが、山に棲む「アソベ族」と海辺に住む「ツボケ族」とは、それぞれ自分の縄張りを守っている。その為、「アソベ族」は「ツボケ族」が「ホノリ(大地の神)」に供え物を捧げることを妨げ、「ツボケ族」は「アソベ族」が「ツボ(海の神)」に供え物を捧げることを邪魔する。
毎年、供え物の季節になると、供え物を捧げる権利をめぐって、山の民=アソベ族と、海の民=ツボケ族は、争いを繰り返した。
時代がくだり、彼らは「荒吐族(アラバキゾク)」という名の一族になった。
そして、「海住(ウミズミ)」と「山住(ヤマズミ)」といい、生活の場を異にしていた。
この頃の日本の先住民
奥州(東北)ツボケ族
武州(関東)ウツ族
越州(北陸)ナガミケ族
濃州(東海)ツトナ族
大和(近畿)ツトミケ族
紀州(紀伊半島)ナツミケ族
四国 オオカミ族
淡路 カトリ族
因州(山陰)ウツミ族
芸州(山陽)アラミケ族
九州 サルタ族・ヒムカ族
縄文末期から弥生時代にかけて、日本列島を最初に統一し、部族共同体としたのは、邪馬台連合の盟主で「アビヒコ・ナガスネヒコ」の兄弟だったという。
彼らは大和地方から大挙してチンパルに移動してきた。
チンパルの原住民である、2部族との間に邪馬台族の知識が普及した。
その一族に統率され、更に、西海岸漂着民の「アヤ族」「クヤカン族」も渡来し、「アラハバキ王国」が誕生した。
初代王アビヒコ=安日彦
「部」は「部の民」古くは「安部」又、「安毎(あめ)」と書き、それを「氏」とする。
一族の守護神を
「アラハバキ・イシカ・ホノリ・カムイ」で
「邪馬台国・アヤ族・クヤカン族・ツボケ族・アソベ族」の神を統合した神名である。
先住民である古代人は、
太陽の昇る神山の地を、「聖なるヌササン(祭場)」とし、祭りは「カムイノミ(神火)」、そして「イナオ(神幣)」を捧げ、「イシカホノリガコカムイ」と唱えた。
アソベホノリに住むアソベ族は、山神を「うたき(御嶽)」といい、祭りは「イザイホー」という。
海の神を「ウンジャミ」といい、その祭りは「ウンビジ」といわれ、海辺に「イチャルバ(祭壇)」
を設けて神事を行ったという。
byはやさすら