驗(しるし)の魂(たま)
後ろから続く女達に男の方から三度唱える。
イエーサイメンソーレー
イエーサイメンソーレー
イエーサイメンソーレー
神のまします洞窟へ向かう。
ここは、男の神様がいらっしゃるという「部間権現」です。
神の代、このブーマゴンゲンの神は、世の乱れない前、東の海にある浜という島の比嘉というところにおられました。
そして、この島の「ウシル」というところが、神の住所で、鍾乳石の洞穴には、甕と古鏡があります。
その比嘉というところは、神を中心とした美しい村で、昔から狂人と眼病人のいない島だといいます。
そして、朝日は直ぐ大海からのぼり、この島を照らします。
神代の神語(カミゴト)一部抜粋[国吉カメ女史]
印度カラヤインチノ代(デー)
欧羅巴カラヤユーノグウンヌチョーン
又唐カラヤ天ノデーヌチョーン
又沖縄カラヤ虎グチヌチョーン
又ヤマトカラ土(チチ) 日ヌチミセウテウン
ウッサガウクリカラ
火水木金土ノ五倫五帝
唐ノバンクーシ
ウ天カニマル 土(ヂー)チカニマル
印度ノバンクーシ ウシヤカ
沖縄琉球ノバンクーシ グシチヤタイソン
又ヤマトノ宇佐八幡ノ火ノタマト
沖縄琉球ノ國頭佐馬ノ神トアテュン
サマノ神ヤ邊土天孫子
ショウコハ 木ノムト 火ノ玉 カガミ
佐馬の神は、辺戸に上陸、西海岸沿いに海路を経由し、本部具志堅の浜から上陸しました。
この「サマノ神」は「左馬の神」とも「鯖(サバ)の神」ともいい、古くは「天照大神」、又は「神日本磐余彦命(かんやまといわれひこ)」、更に「源氏」を
いいます。
また、鯖(サバ)といえば、宮古島に「鯖祖氏」がおり、
この一族は大鯖に助けられたとの伝承から鯖を大事にしたそうで、その鯖は、鱶(ふか)=鮫のこと。
その一族とは、「宮古山の鯖祖氏玄雅宝剣を献上す」の、鯖祖氏豊見親玄雅=仲宗根 豊見親(なかそね とぅゆみゃ)宮古島島主です。
彼の先祖は、海洋民族とともにこの宮古(ミアク)にやってきたのです。その恩と感謝をあらわしたのでしょう。
出雲に行くと、「鱶=鮫=ワニ」となります。
因幡(いなば)の白ウサギの話が浮かびます。
更に海外に目を向けると、古代アラビアの古代国家サバ王国もあります。「サバ(シバとも)の女王」といえば聞いたことがあるでしょう。
これらは、全て「海洋民族」をあらわしています。
「バンクーシ」とは、「盤古氏」
簠簋内伝(ほきないでん)では、盤牛大王、スサノオノミコトをあらわしています。
部間権現は「スサノオノミコト」又は「月読命」とも言われています。
昔から琉球では津々浦々、「海神祭(ウンジャミ)」を行い、「ニライ カナイの神」を祀り、雨乞いの祈りに「龍王がなし、雨賜ばうれ」と唱えていました。
古来本土でも、竜宮=琉球のことであると古文献などにも記載され残っています。
更に、こんなもの見つけました。
浦添王子朝薫の歌
わたつみの底無より出でて日の本の
光を仰ぐ龍の宮人
byはやさすら