アイはやさすら ほどきむすび

琉球弧の神々と歴史を取り戻そう。 お爺、お婆が守ってきた宝の島✨琉球‼ 私たちに今何ができるのか。 まずは知ることから始めよう‼

< 2019年12>
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てぃーだイチオシ

スピリチュアル



驗(しるし)の魂(たま)
沖縄古事記を伝承していた彼女の姓は國吉、名はカメ。明治五年六月に生まれ、中頭郡護得久村大工廻に住んでいた。

「部間権現」と「普天間権現」の神を見いだしたと伝わる方です。
彼女は「部間権現」の神を「隠世(かくりゆー)なされている神」とたたえました。

古事記では「隠世なされた神」とは「御身を隠したまい」とあり、それを「隠身(かくりみ)」といい、それは、「隠れた古代神」のことをいいます。また「隠世」の言葉が、古い歌にも残されていたことに気がついたのも彼女でした。

北谷モーシーの歌
隠り思里や隠り所に隠ち、上で参る月ん曇て賜ぼり
(かくり うみさとや かくりじょに かくち
あがて める ちちん くむて たぼり)

部間のある本部方面では北谷モーシーの歌を口にすることを恐れるといい、もしそれを歌うと喉を締め付けられるという。また、ここは女だけで詣ってはならず、女を先立ててもならないという。
参拝するときは後になった女達に、男らが
「イエーサイ メンソーレー」と三度となえて呼び入れて一緒に参拝したということです。

「隠身」は「カくりミ」で「カミ」のことで、神界においては最高神がおられる次元のことなのです。

この最高神を「艮金神」ともいい、また「隠れ神」であり「荒神」ともいわれ、世界の建て直しに目覚めるといわれ、更にこの沖縄のどこかに隠された。。。とも。

そこで、この国吉カメ女史が、またこうも語ったというのです。

琉球は世界の神のもとで、従って神の御恩恵が特に厚い国だから神の御恩に感謝するのが、沖縄を救う云われである。。。と。

すごいですね。

とすると、思い出す人物が出てきます。

国吉さんたちの時代を考えると
明治25年、出口なおに「うしとらのこんじん(艮の金神)」と名乗る神が憑依し、明治31年に、出口なおと王仁三郎が教団組織を作った頃でもあります。まさしくその時代にぴったり。
「スサノオノミコト」のことを「ツキヨミノミコト」と解いた王仁三郎のことを知っていたとしても、どこで知ったのでしょうか。

昭和三年に出口王仁三郎が波上で瞑想し、その時に波上宮から二個の小石を「国魂石」として持ち帰られたというはなしもありますが。。。

影響があったかどうかは、残念ながら確認のしようがありません。



さて、実際、古事記に出てくる風習や言葉などは、沖縄の地で見ることができ、または解くことができるといわれています。

スサノオノミコトが母の国、根の堅洲国、根の底津国、根の国に行きたいという。
スサノオノミコトが「母の坐ます根の国へ行った」ということを「死霊之国」へ行ったという意味でとらえられていますが、その根の国の「根」に於ける、沖縄の観念は「根本」又は「根源」を意味します。
「根」ですぐ浮かぶのは、「マキヨ=血族集団」ですよね。
「根所」血族の発祥地
「根屋」最初の家
「根人」根屋の相続人
「根神」血族の祭祀を司る巫女

ということは、根屋、根所に神として祀るので、スサノオノミコトはそこへ行ったと解けるのです。

ウガヤフキアエズの豊玉姫神話の昔話は、琉球の島々に未だ風習として残っていることが多くみられるのです。

神事にあたる、神女の間には秘密裏に口承されている話があるといいますが、この国吉さんもそのひとりであろうか。。。



byはやさすら



驗(しるし)の魂(たま)
子の世に、天ができ
丑の世に、地ができて
寅の世に、三天神がお降りになった。
天から落ちた天神たちは
何人連れだって落ちてきたのか、
三人連れて落ちたんだよ
落ちた所はどこだろう
南々城の御城の突立所
それからクンジャンウクヒド(国頭奥辺土)にお通りになり
千代松の代を定められて
それから稲ヒヂを取った比地に降(くだ)られ
その根ヒヂに子孫をひろげられ
それから中部に立ったがよいとして越しなされ、
越したグイク間切。。。。
。。。。。。。。


これを口承されてるのは、沖縄の明治生まれのお婆さんです。古事記口承していた『稗田阿禮(ひえだのあれ)』が語っているかのようである。(稗田氏はアメノウズメを始祖とする猿女君と同族)


まだまだ。。。。この口承は続きます。


土の始まるグシクンザトナカマバル
世開く平田原。
地の四神、天の四神
天地八柱の神
八八六十四
六千余州広げなされた。
インドに行って、
ウミナイ(御女)ウミキー(御男)
又、欧羅巴に行って、
ウミナイ(御女)ウミキー(御男)
又、唐に行って、
ウミナイ(御女)ウミキー(御男)
又、沖縄琉球にお降りになって
イザナギ、イザナミ。

イザナギ、イザナミの産御子、ツキヨミノミコト
御次男、スクナヒコノミコト
又、三男、スサノヲノミコト
又、御女、アマテラスオホミカミ
又、チクオキガミ
又、アマテラスの御子、ニニギノミコト
この方が日本のバンクーシ
出雲の国からお降りになった。
スサノヲミコトの妻クシイナダヒメ。


。。。。。この口承はまだまだ続いてます。

聞き取りは方言で記されています。

彼女は『ユタ』ではありません。
彼女は沖縄県庁から「祈祷禁厭施行免状(きとうきんえんしこうめんじょう)」を受け、ユタを排斥(はいせき)した方でした。

禁厭(まじない、きんえん)とは、日本在来の呪術のことである。神道では、大国主神と少彦名神を禁厭の祖神としている。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E5%8E%AD







byはやさすら

スピリチュアル




験(しるし)の魂(たま)
この国には巫女の祭祀集団がいた。

神を祀る彼女らもまた「神」であった。

国の永続と安定を守るために、巫女集団は火の神に仕えた。
巫女である彼女らは、結婚や子育てをしてはならず、ひたすら「ただす」ことに奉仕し、純潔を誓ってきた。

仕えていた火の神とは「竈の神」「守護神」「国の鎮護神」のことである。
また、火の神のご神体は、燃え続ける火であり、
異界との接続を司る神でもあった。

そして、その火は決して絶やしてはならない。


上に記載の話は、実は沖縄のことではない。

古代ローマにあった信仰なのである。
ウェスタの聖職者団は「ウェスタの処女」といわれ、火床をつさどる「女神ウェスタ」に仕える巫女のことである。

彼女たちは市民の中から選ばれ、
6歳ごろから30年間禁欲を守り神に仕えた。

最初の10年は「学び手」となり、
次の10年は「勤め手」となり、
その次の10年は「教え手」となるという。


私たち、沖縄にも「火ヌ神」信仰が現在進行形で存在する。それは、三つの石であらわされる。
その昔、それを司っていたのは、「根神」や「ヌル」「聞得大君」女性であった。
琉球第二王朝では、祭祀集団の組織が組み立てられていた。そして、ノロである彼女たちはそれぞれに火ヌ神に仕えていた。

沖縄の火ヌ神の依代となるのは三つの石である。
それらは「火」「霊」「日」が統合され崇められてきた。今もそれは大切に守られ継がれている。


火の恩恵に、感謝を唱え続けてきた沖縄。

沖縄の人々は「御恩」を忘れない。
自然、祖先、関わりある全てに「感謝」を忘れない。


父ワタツミ大神は、豊玉姫が彦火火出見に嫁ぐ時に、その住居に「龍神龍燈」を捧げたという。
そしてそこの所を「アカリイエ」といい「アカ井」といった。
その後、琉球宮より、日向山に大宮を造り遷都するときに、ワタツミ大神より天皇(彦火火出見)に「龍燈を億代まで奉り捧ぐ」といい、またワタツミ大神は「赤池白龍神夜光玉」を天皇に捧げ、天皇皇后自身(豊玉姫)が祭主し、守ったという。
これは、沖縄でいうところの「神籠石」である「火ヌ神」のことと思われる。






byはやさすら



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