斎場御嶽は別名アスムイ
験(しるし)の玉
斎場御嶽には、沖縄一筋高い御嶽があり、そこで聞得大君の即位式が行われていました。
また現在は立入禁止となっているギョーヌハナという聖地は、明治以前は「久高のお通し」「地神」「天神」の神が祀られています。
戦後、ある宗教団体はここを「チヂハナ」といい、「日之本」という碑を建てています。現在ここは入れませんのでご注意下さい。
おもろそうしでは、「さやはたけ」は「斎場御嶽」のことをいいますが「アスモリ」とも書かれ、おもろ原注に「アスモリはさやはたけのことなり」と記載されています。
一般的には辺戸にある安須杜がよく知られますが、旧大里村にアスモリの神の神降りの聖地が二ヶ所あることからも、斎場御嶽の異称になったのではないかといわれています。その神名は二ヶ所とも「アスモリノウイベ」です。
更に首里には、御嶽、神名ともに「アスモリノウイベ」と冠する聖地があります。
与那原の与那原浜は、その昔、与那覇浜、また与那古浜、また綾子浜、またユキの浜ともいったそうで、ここは、ニライ大神が姿を現す聖地であったそうです。
ユキの神といえば、止由気大神、豊受大神の名でもありますが、与那原にも天女伝説が残されており、伝承では「黒い天女」の異名があります。
「黒」というワードは肌の色のことではありませんが、この天女の流れは、宜野湾の大山にある羽衣伝説へと繋がります。
byはやさすら
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